動物を家族に迎える前に
保護動物を新しい家族として迎える前に、考えておきたいことや確認しておきたいことなどをまとめます。
マイクロチップ登録制度について
2022年6月1日より、ペットショップ等で販売される犬、猫へのマイクロチップ装着が義務化されます。保護施設などから譲渡された場合やすでに飼育している場合は、努力義務となります。しかし、近年甚大な自然災害の発生が多く発生していることもあり、迷子になった場合の発見につながることもあります。
すでに民間団体へ登録されている方は、環境省のデータへも登録でき、移行登録サイトも開設されています。
詳細は、環境省のマイクロチップ制度をご覧ください。
出典:環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録について」より
保護犬や保護猫などを迎える前に、確認しておきたい3つのこと
環境
迎え入れる住宅や周辺環境、生活内容を確認します。
- ケージやトイレを置く場所など、飼育するのに十分なスペースの確保
- 鳴き声が大きい、よく吠える場合などの対応、ご近所やご家族の理解を得られますか?
- 食費だけでなく、おもちゃや消耗品にかかる費用、医療費などを一生涯通して負担できますか?
- 毎日、給餌や散歩、ブラッシングなど世話をする時間をとることができますか?
- 出張や入院など、自宅を離れる必要がある場合に預けられるところはありますか?
知識
動物についての知識、『保護された動物』とのかかわり方について学びましょう。
- 犬や猫の習性、寿命、健康管理、しつけ、などの最低限の知識は得ていますか?
→動物保護検定で確認しましょう! - 困ったことがあったときのための、信頼できる相談先、情報源はありますか?
- 保護された成犬・成猫とのかかわり方、特性について理解はしていますか?
- 自分だけでなく、同居する人も正しい知識と理解をしていますか?
感情
ご自身、ご家族の気持ちが『家族』を迎え入れることに納得できているか確認しておきます。
- 『保護動物』を家族とすることに、賛成の気持ちは一致していますか?
- いたずらや粗相、しつけの苦労などにも根気よく付き合う気持ちはありますか?
- 万が一飼えなくなった場合どうするか、考えていますか?
- 動物を一生涯、責任を持って世話をすることを心に決めていますか?
少々大袈裟なところもありますが、どんな動物でも家族とするからには『責任』が生じます。
かわいいだけではないときもあるでしょう。保護された動物は心に傷を負っている場合があり、成犬成猫の場合は特に、子犬・子猫から育てるより大変なこともあります。
そういったことすべてを理解し、同居する人たち全員が納得した上で、新しい家族を迎え入れましょう。
家族の一員として保護動物を迎え入れよう!と思ったら
自治体の動物愛護センターや民間の動物保護施設で出会うことができます。
飼い主募集サイト
◆里親マッチングサイト《hugU(ハグー)》
その他参考リンク
環境省
環境省と外部の法人等がパートナーシップとして連携し、犬猫の譲渡促進に取り組んでいます。
その他団体
仔犬を約一年間飼育するボランティア『パピーウォーカー』などガイドドッグボランティアのための情報や、盲導犬(介助犬)にまつわるニュース、各地のイベント情報などをお届けしています。